転職面接は「会社側への質問」が勝負を決める 相手に良い印象を与える質問とは?

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そもそも転職とは、現在の仕事や職場よりも、自分にとってよい仕事を求めて行うものでしょうから、「次」の見極めは非常に重要なはずです。キチンと理解したうえで決断をするべきなのです。したがって、転職に向けて自分の考えを整理し、準備をしたうえで臨むべきです。そもそも転職自体、思い立ったらするというものではありません。

どのようにしていれば普段からしかるべき「転職準備」ができるのかについては、よろしければ拙著『下剋上転職』をご参照ください。

「質問のための質問」はダメ

最後ですが、そのように考えますと、質問すべき事項を大きく分けると、「自分にとって譲れない条件に合致するポジションか否かを見極めるための質問」と「自分の職業上の経験から考えうる対象となる会社およびポジションに関する具体的質問」の2つとなります。

転職における質問とは、質問のための質問ではいけませんから、無理してひねりだすような代物では決してありません。普段からキャリアについて考える力を養っておくことが重要です。そのような準備ができていれば、自然と聞くべき質問も出てくるはずですし、よい仕事と出合える可能性も高まります。

大輔さんがご自身のキャリア観などを棚卸ししたうえで、理想とする仕事に巡り合えることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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