忘年会前に知りたい「靴下選び」5つの基本 スーツの裾から「すねチラ」は女性ウケ最悪
そこで最近は、靴を入れる足の部分は「綿×ナイロン」などの普通の素材だが、パンツの当たるふくらはぎやすねのあたりのみ、素材をキュプラなどの洋服の裏地と同じような滑りやすい素材にした新しいタイプの靴下も登場しているという。一度、試してみるのもいいだろう。
やたらと厚手の靴下をスーツに合わせている人を見掛けるが、それは避けたい。カジュアルなスタイルや、ツイードやメルトンなどの分厚い生地のスーツならばまだいいが、ビジネスシーンで多く着られているスーツに厚手の靴下は浮いた印象になるからだ。
靴下は、薄手のほうがきっちりとしたフォーマルな印象になる。それでいて、強度とともに、伸縮性のある「綿×ナイロン」や「綿×ポリウレタン」などの素材でできた靴下を選ぶのがいい。
まれに、女性のストッキングのように向こう側が透けるほど薄い靴下を履く紳士もいるが、生地からすね毛が透けてしまうことがある。これも「すねチラ」と同じカテゴリーとして、避けておいたほうが無難だ。
「靴下に穴」に勝る悲劇はない
忘年会が座敷席だったとき、最も悲惨なのが「穴があいた靴下を履いてきてしまった」という状況だろう。たとえそれが、直径わずか数ミリの穴だとしても、目立つことこの上ない。スーツ姿がキマッていればいるほど、「おや、意外とだらしのない人だな」「服はすてきなのに残念」と低評価になりそうなのもつらい。
「実は、女性のほうが靴下の穴を目ざとく見つけがちかもしれません。女性の場合、自分が履いているストッキングが伝線したりしていないか、気をつけている人が多いですから。自然と目が行くんですよ。男性だって、女性のストッキングが伝染していたら、イヤじゃないですか」(木村さん)
毎朝、靴下を履く前には、つま先、かかとなどの穴が飽きやすいところ、擦り切れやすいところをチェックしてから履く余裕を持ちたい。場合によっては、女性がストッキングの予備を持ち歩くように、予備で新品の靴下をバッグに忍ばせておくのもいいだろう。穴アキ対策はもちろん、ニオイ対策にもなる。最近は、靴下を扱っているコンビニも多く、いざとなったら購入してしまうのも手だ。
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