「ブロックチェーンで世界一」という巨大野望 急拡大するビットコインの今とこれから

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加納:ゴールドマン・サックスはずっといられる会社ではありません。昔からベンチャーを立ち上げたい気持ちはあって、ちょこちょこと会社は作っていたんです。

塩野:昔からビジネスアイデアがあって、会社をやっていたと。

加納:副業的にやっていましたが、37歳になって、これくらいの経験とキャリアならば資金調達できるのではと思い、ビットフライヤーを創業しました。

塩野:ふつうは今の自分に自信があると、かえって創業しないものですが(笑)。

ブロックチェーンで世界一になりたい

加納:(笑)。すでにサンフランシスコにオフィスを立ち上げました。日本発のベンチャーとして海外で成功されているところがないので、勝負をしてみたい。もともと投資銀行にいたので世界で戦いたい気持ちが強かったです。技術的に、ブロックチェーンで世界一の技術を開発して便利な世界を実現できればいいなと思っています。

海外のビットコイン熱は?

塩野:仮想とはいえ、もともとは通貨ですから世界で勝負しないといけませんね。海外のビットコイン熱はどうですか。

加納:中国がすごいですね。直近では、政府が仮想通貨を禁止にするのではという観測が出て、価格が下がっていますが。

塩野:中国はリアルな貨幣を手放したくないですよね。「元」も世界の基軸通貨を目指してゴリゴリやっています。

加納:ロシアでも動きがありそうですし。

塩野:競合は米国にいると思うのですが、どこで勝つんでしょう。

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