選挙直前!自民党はどう変わったのですか? 林芳正農林水産大臣vs.春香クリスティーン(下)

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春香:そもそもネットを見ている人イコール若者か?っていう疑問もあるんです。若者に目を向けさせるのは、どうしたらいいと思いますか?

林:ネットはあくまで手段ですから、それを使って何をするかというコンテンツが大事で。たとえば、ただネットで「投票に行きましょう」っていうイベントをやっても若い人は「いきなり何なんだろう」ってなっちゃう。

春香:そうですね。

林:でも若い人が結婚をして子どもができると、自分のこととして教育問題は気になりますよね。子どもがいない人にいくら保育の問題とかそういう話をしても、まだ自分のこととして考えにくい。それは私も独身でサラリーマンだったときにそういうことに関心があったかというと、そんなになかった。つまり、社会へのかかわりの度合いがどれぐらい増えていくかで、そういうことが自分の問題として身近になってくる。

ある程度働いていくと、40、50歳とかになれば、老後とか年金問題とか多少、気になるし、親の介護が必要になれば介護問題はってことになりますよね。だからコンテンツにどうやって関心を持ってもらうかというところを併せてやらないと、手段ができたからというだけじゃね。

春香:そうですよね。やっぱりまだ、ネット選挙が今いち跳ねてないっていうか。もちろん初めてだからということもあると思うんですけど、今後どうやってネットを活用していきたいですか。

林:自民党のネット活用でいうと、野党時代から「Café Sta」(※3)を作ったり、ニコニコ動画とコラボして24時間テレビみたいに12時間テレビをライブでやらせていただいたりしました。

春香:私も見させていただいたり、出させていただいたりしました。

林:「Café Sta」やるとわかるんですけど、ああいう風に気軽に発信できて、その場でコメントが返ってきて、それにまた意見をかぶせていくという双方向のことができるんですよね。自分の言っていることがどういう風に受け止められているかがわかるという意味で、非常によいツールだとは思うんですね。

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