iPhone紛失!その瞬間にやるべき3つのこと 「iPhoneを探す」は万全ではない

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iPhoneを紛失すると、端末本体と同時に、その中に入っているSIMカードまでなくしたことになる。「iPhoneを探す」でiPhoneをロックできたからといって、安心するのはまだ早いというわけだ。契約しているキャリアに連絡して、通信を止めてもらうのを忘れないようにしておきたい。

ただし、盗難の場合、なくなったことに気づくまでには時間がかかる。その間にSIMカードを抜かれて、どこかに電話されたり、データ通信を使われてしまうおそれもある。通話料が定額プランに加入していたり、自動でチャージされるデータプランに入っていなかったりすれば、即高額請求につながることはないが、用心しておいたほうがいいだろう。

特に海外で紛失・盗難にあった場合は、国際ローミングを使われてしまうおそれもある。この場合、通話先や通信の仕方によっては料金がハネ上がってしまう可能性があるため、すぐにキャリアに連絡しよう。

3.SIMカードへの対策も忘れずに

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このような万が一の事態を想定して、特に海外渡航時は、SIMカード自体にロックをかけるようにしておいたほうがいい。SIMカードにもPINコードを設定することができ、これをかけておくと、端末を起動した際に入力を求められる。PINコードが間違っていると、SIMカードの情報が読み込まれないため、安心だ。

SIMカードへのPINコードの設定は、iPhoneの「設定」にある「電話」から、「SIM PIN」を開く。ここでボタンをオンにすると、SIMカードにPINコードを設定できる。SIMカードにはあらかじめPINコードが設定されているため、まずはこれを入力。初期値はドコモが「0000」、auが「1234」、ソフトバンクが「9999」だ。SIM PINをオンにした後、PINコードの番号を変更できる。

なお、PINコードの入力を3回間違えると、SIMカードにロックがかかってしまう。ロックがかかった状態だと、端末がSIMカードを読み込まなくなるため、設定時には間違えないよう、注意が必要だ。このロックを解除するにはPUK(Personal Unblocking Key)コードと呼ばれる番号を入力しなければならず、カスタマーセンターなどへの問い合わせが必要になる。

石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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