iPhone紛失!その瞬間にやるべき3つのこと 「iPhoneを探す」は万全ではない

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ここから、iPhoneの音を鳴らしたり、画面に連絡先を表示したりすることが可能だ。これは紛失時に拾ってくれた人が、ユーザーに連絡できるようにするためのものだ。運がよければ、画面に表示されている連絡先に、電話やメールで連絡があるかもしれない。「紛失モード」をオンにすればApple Payも無効になるため、Suicaを使われてしまうという心配もない。

ただ、そのまま見つからないようなときは、万が一のために、データを消去しておいたほうがいい。「iPhoneを探す」から遠隔でデータを消去することもできる。何日か経っても見つからないようなときは、これも忘れずにやっておきたい。

ちなみに、ブラウザ版の「iPhoneを探す」は、基本的にPCのみが対象で、友人などから借りたAndroidでは利用できない。iCloudのサイトが、モバイル用ブラウザに非対応なためだ。アプリも提供されているが、これはiOSのみが対象となる。もし周りにAndroidユーザーしかいないようなときは、AndroidでiCloudのサイトにアクセスしたあと、Chromeの設定から「PC版サイトを見る」にチェックをつければよい。これをしておくと、PCのブラウザと同じだと見なされ、iCloudのサイトにアクセスできるようになる。

2.より強力に端末の場所を特定する

万能なように見える「iPhoneを探す」だが、紛失したiPhoneがネットワークにつながっていないと、位置を検索することはできない。紛失から時間が経ち、バッテリーが切れてしまったときも同様で、このようなときは、お手上げになってしまう。バッテリーが切れる直前にどこにあったのかという、手掛かりすらつかむことができない。

ただし、このようなケースでも、端末がある場所を探す方法はある。auの場合、iPhone向けに提供している「Lookout for au」をインストールしてあれば、オペレーターに頼んでiPhoneの位置情報を検索してもらえる。Lookout for auでは、電源が切れる直前の位置情報も記録しているため、ある程度、可能性を絞ってiPhoneを探しに行くことが可能だ。Lookout for auは、「auスマートパス」(月額372円)に含まれており、これに加入していれば追加での利用料は発生しない。

同様に、ソフトバンクもスマホ向けに「紛失ケータイ捜索サービス」を提供しており、こちらを利用するには、「iPhone基本パック」(月額500円)というサービスへの加入が必要になる。紛失ケータイ捜索サービスは、基地局の情報から位置を割り出すサービス。電源が切れていたり、圏外だったりするような場合は、最後に通信した基地局を基に、場所を教えてくれる。

どちらも、「iPhoneを探す」より強力な検索が可能になるため、覚えておいて損はないサービスだ。ただし、いずれも事前にアプリをインストールしたり、サービスに加入したりといった手続きが必要になる。パック料金として月額料金もかかるが、転ばぬ先の杖として加入を検討してもいいだろう。なお、ドコモに同様のサービスは存在しない。

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