「終身雇用」崩壊間際!日本人はどう生きるか リンダ・グラットン氏からのアドバイスは?
このほど、発売2週間で7万部を突破し話題となっている『ライフ・シフト――100年時代の人生戦略』著者、リンダ・グラットン氏が来日。10月27日、東京・大手町で、単独講演と日本の有識者を迎えたパネルディカッションからなる来日イベントを行った。
人生100年時代の生き方・働き方における新しいビジョンを示した筆者は、長寿大国・ニッポンをどう捉えたのか。
今回はリンダ・グラットン氏の単独講演録を、一部抜粋の上ご紹介する。
1850年から、先進諸国においてはコンスタントに寿命が延びてきました。10年ごとに2年のペースです。これは1年にすると2カ月、1カ月だと2日、1日は24時間ではなく35時間に増える計算です。
寿命について考えるとき、人は往々にして人生の最後のときばかりを考えてしまいがちです。しかし長寿とは、年寄りとしてではなく、より若々しく生きる時期が長くなるということです。ポジティブな意味に気づいてほしいと思います。長寿は災いではなく、恩恵なのです。
さて、100歳まで生きるとすると、私達はそのうち何年働かなくてはならないでしょうか。貯蓄はどのくらい必要でしょうか。皆さんは、どんな老後を送りたいと思いますか。本書では、これをイメージしやすいように3人のキャラクターを登場させました。1945年生まれのジャック、1971年生まれのジミー、そして1998年生まれのジェーンです。
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