女子社員がこっそり教える職場ランチ処世術 昼食時の単独行動はどこまで許されるのか?
一緒に飲み食いすれば、仲間意識が高まってチームワーク力もアップする。いわゆる「飲みにケーション」の効能はランチライムでも同様と考える人は少なくない。飲み会が減った現在、ランチタイムの重要性が増しているとの意見もある。「だから、みんなでランチを食べることが重要」という考え方になるわけだ。
その一方で「ランチタイムはプライベートな時間。ひとりでのんびり、好きな場所で好きなものを食べる権利がある」と考える人もいる。広告代理店で働くAさんは、ため息をついてこう語る。「とくに若い子はそう。仕事を手伝ってくれたから、お礼に『ランチご馳走しようか?』と言うと、『結構です』と平気で断る。先輩とランチを食べれば、社内や取引先のインフォーマルな情報もわかるから、もっといい仕事ができるようになると思うけど…」。
会社の人とべったりし過ぎるのは避けたいが、単独行動が目立って浮くのも、それはそれで困る。ランチタイムは、どこまで付き合うのがベストなのだろうか。ここでは主に、女性社員のランチタイムの過ごし方に焦点を当て、いろいろな職場の傾向を見ながら、どう過ごせばよいかを探っていきたい。
「同期とのランチで、今まで辞めずにやってこられた」
「入社3~4年目くらいまでは、事務職は基本的に同期全員で一緒にランチをとることになっています。とてもいい習慣だと思いますね」と話すのはメーカーで働くB子さん。
B子さんの会社では、同期全員が別々の部署に配属されるので、新人時代は心細い思いをする。しかしランチタイムに同期と集まり、不安を言い合うだけで心が落ち着いたという。新しい体験をすれば、同期に報告できるランチタイムが待ち遠しくなるし、誰かの頑張っている話を聞けば刺激になる。そして、失敗して落ち込んでいれば、慰めてくれる。だからこそ辞めずに何とかやってこられたという。
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