女子社員がこっそり教える職場ランチ処世術 昼食時の単独行動はどこまで許されるのか?
「昔は、社員食堂があったから、みんなで誘いあってランチを食べていたけど、分社化や移転を繰り返して、今は社員食堂はない。行ける人からバラバラに行くようになったかな。それも気楽でいいけど」と話すのはアパレルメーカーで働くD子さん。
確かに、社員食堂があれば、大人数での食事も比較的簡単にできる。しかし、社食がなくなると、それに代わる場所を探すのは難しい。大人数を受け入れられる店は少ないし、休憩室もスペースに限りがあるだろう。少人数のグループかおのおので食べに行くことになる。
職場の雰囲気も、ランチタイムの過ごし方に影響している。
「毎日、休憩室で社員さん4人と私でお弁当を食べています。パートが1人だから、気遣ってくれているのかもしれません」と話すのは、外資系企業でパートとして働くE子さん。都心にある外資系企業だから、たまには素敵なレストランに行くことを期待していたが、そんな気配はまったくない。
何を話すかより、「一緒にいること」が大事
ガッカリしつつも、みんなに合わせて弁当を持参し、一緒にインスタント味噌汁やインスタントコーヒーを飲む。旅行やタレントの話などにも楽しそうに耳を傾けている。
「いつもいっしょにいると、仕事ではわからない人間性も見えてきて、どんどん仲よくなる。それにともなって、仕事のモチベーションは上がってきます。話の内容よりも、一緒にいることが重要なんでしょうね」(E子さん)
一方、最近、ランチタイムの重要性が分かってきたと話すのは、IT企業で働くF子さん。入社2年目にして、小さいながらもひとつのチームを任されている。
「入社したてのころは、お弁当を食べていましたが、それはチャンスロスでした。上司の誘いにも、アルバイトや派遣などのスタッフからの相談にも、いつでも応じられるよう、お弁当の持参はやめました」
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