燃える闘魂・猪木と組む、消えた闘魂・橋下徹

消えゆく維新に延髄切り

橋下氏は本来、安倍首相が行ってきた言動を引き継ぎ、安倍内閣の閣議決定をもとに慰安婦発言を繰り返したわけだが、国際社会、とくにアメリカからの反発を見るや否や、自民は「我々は村山談話を引き継ぎ、橋下氏の考えとは一切相容れない」と逆に維新の歴史認識を批判する側にまわるようになった。自民党は二枚舌だと橋下氏は批判するが、橋下氏は自身が散々利用されていることにいい加減、気付くべきだろう。

なにはともあれ、自民を活かし、落選して政界から消えるはずだった“たちあがれ”を再選させ、そして維新を潰した石原氏の手腕に、残念な気持ちとともに敬服する次第である。

アントニオ猪木氏に期待すること

橋下氏が真面目にグローバルエリートは見た!年末コラムでの私の予想と助言を読んでいたらこんなことにならなかったはずなのは間違いないが(私にも延髄切り一発!)、結果的に、有権者が橋下氏に託したことと無関係のところで頓挫し、維新のバブルが終焉を迎えようとしている。多くの国民の期待を裏切り、“維新”という日本が誇る改革の象徴的な言葉に泥を塗ってしまった責任は重い。

まずはアントニオ猪木氏の怒りの鉄拳制裁と延髄切りで橋下氏には是非、目を覚ましていただき、まずは間違ったタッグパートナーの解消(石原氏・たちががれの皆さん)が再起の第一歩となるだろう。

なお“たちあがれ”の皆さんは、スリーパーホールドで眠っていただくのが、維新のためにも国民のためにも最善の展開である。日本には自分が必要だ、と思っているのはご本人だけであり、政界のリングから静かに引退されることを、フランスの彼方からご進言申し上げたい。

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