(第8回)就職活動の入り口は自己分析ではなく、業界研究を優先する

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 つまり、ほとんど業界や仕事の知識を持たずに、徒手空拳で自己分析に突入してしまうと、「就職活動バージョンの自分」を固定化してしまう危険性があるわけだ。
 そして、その固定化された自分を業界や仕事に当てはめようと就職活動でもがいてしまうのである。
 典型的な危険パターンをあげれば、「人と会うのが好き」「人と話すのが好き」「私の周りには自然に友人が集まってくる」というレベルの自己分析に行き着いてしまうことだ。
確かに「嘘ではない」のであろうが、このレベルの自己分析から、業界や具体的な企業、さらにはその企業に入ってから何をしたいのか、その理由は…というところまでブレイクダウンしていくのは至難の業だ。

 第2回目に「敵を知り己を知らば百戦危うからず」という孫子の兵法をあげたとおり、まずは「敵(=業界・企業)」を知ることこそが成功への近道なのである。
 そこで、私たちが提案したいのが、志望動機を「走りながらやる」というスタイルである。
 では、「走りながら自己分析に取り組む」というのはいかなるスタイルなのか、簡単ではあるが手順を以下に示したいと思う。

1.自分が知らない業界の存在を知る
2.各業界の概要や社会における存在意義を理解する
3.自分が興味を持った業界を複数ピックアップする
4.ピックアップした業界の仕事内容を調べる
5.なぜ、自分がその業界や仕事に興味を持ったのか、その理由を分析する
 賢明な読者はもうお気づきだろう。つまり「自己分析」とは5の段階で行うべきものなのである。
 もちろん、1→3→2→4という順序の人もいるだろうし、2や3の段階で業界における各企業のポジションを重視する人もいるだろう。また、2~4までを並行に進める人もいるだろうし、ある業界を調べているうちに、規模は小さくとも強烈な存在感を放つ企業に惹かれる人もいるだろう。
 上記に示した順序はあくまでマニュアル的な順序に過ぎない。合同セミナーや学内セミナーなどで「ビビッときた企業」から、その業界について調べてみることも勿論ありだ。

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