企業と学生の攻防、「内定者フォロー」の実態

複数内定者対策に必死、学生との温度差も

複数内定を持つ学生も多く、「内定者フォロー」で最終的な就職先を決める学生も多い(写真:タカス / PIXTA)

企業が内々定、内定を出した後から入社までの間、「内定者フォロー」が断続的に行われる。企業にとっては、ようやく内定を出した学生に「内定辞退」されることが、最も望ましくない。そのため内定を出した後もフォローをしっかり行って、10月の内定式に参加してもらい、来年確実に入社してもらいたいと考えている。つまり内定者フォローは、内定者に入社してもらうための重要な施策なのだ。

一方、就活生の状況はどうか。HR総研の調査によると、2016年6月中旬までに2017年卒採用の就活生(文系)の8割が内定を得ていて、さらにそのうち6割が2社以上から内定を得ている。入社までのどこかのタイミングで本命の1社を決めて、ほかの企業には内定辞退することになる。複数の内定を得た学生にとっては、内定者フォローが企業選択のキーポイントとなるわけだ。

企業の8割が実施する「内定者懇談会」

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では、企業がどんな内定者フォローを行い、就活生はどんな内定者フォローを望んでいるのか。HR総研では、企業向けには「どのような内定者フォロー施策を実施・予定」しているか、就活生向けには「望ましい内定者フォロー内容は何か」を、それぞれ聞いている。

その結果、企業の8割が実施しているのが、「内定者懇親会」だ。就活生も5割以上が開催を望んでいる。しかも、HR総研の調査データ「2017年新卒採用徹底解剖」の結果を見ると、2017卒採用の就活生は2016年6月下旬の調査時点で、すでに6割が内定者懇親会に参加している状況だ。

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