変身!「ミスターミニット」が印鑑を売るワケ 青山商事傘下入りで「コンビニ化」を推進

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青山商事の傘下に入ったミニットが今、目標に据えているのは、「サービス業のコンビニエンスストア化」だ。コンビニに行けば、何かしら必要なものがあるという、物販の強みがある。ミニットは現状でも、靴の修理以外に、腕時計の電池交換やスマホの修理を手がけており、店舗の中には、売り上げの半分を時計とスマホで稼ぐ店舗も存在する。

時計の電池交換やスマホの修理など商材も広げている(撮影:梅谷秀司)

9月から立ち上げた新サービスは、印鑑の作成と洋服のクリーニングである。印鑑は神田店(東京・千代田区)、クリーニングは日本橋本町店で始動した。

神田店で印鑑のサービスを開始した理由について、ミニットの清水健太郎・営業本部長は「当店が地域最安値。周辺にはハンコ屋さんが4店あり需要はある」と見込む。またクリーニングでは業界大手の白洋舍と提携。店内の一部改装で仕切りを設けることでスペースを確保した。印鑑とクリーニングの取り扱いはまだ始めたばかりで手探り状態だが、まずは店舗運営ノウハウを確立することを最優先しているという。

このように扱い商材を広げ多くのサービスを展開することは、顧客層を拡大していくうえでも効果が大きい。靴修理に依存していた従来は、「ヒールを履いてオフィスで働く30~40代の女性」が中心だった。印鑑やクリーニングによって男女を問わず客層が拡がれば、これまで出店をあきらめていた場所にも出店できるようになる。

要求される狭い店舗での坪効率

この9月からは印鑑の作成サービスをスタート。パソコンなども駆使して作り上げる(撮影:梅谷秀司)

もともと、ミニットは狭い地域に集中して出店するドミナント戦略を仕掛けてきた。例えば、東京・中央区だけをとっても、百貨店や地下鉄の構内などの一等地に、合計10店舗出している。

店舗展開で重視するのは、坪効率の標準化だ。1店舗当たりの平均面積は現在12平方メートル(約3.6坪)。最小で5.5平方メートル(約1.6坪)から、最大で40平方メートル(約12坪)まである。

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