若手社員こそ「名刺入れ」にこだわるべきだ デキる人は黒茶系より「派手色レザー」を選ぶ

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「ちなみに名刺入れは赤、財布の札入れはオレンジ、小銭入れは青……などとアイテムによって色を変えておくと、さらにアクセスしやすくなります。カラーコーディネートも楽しく、気分も上がりますしね。またビジネスシーンのみならず合コンなどでもウケがいいはずです」(黒岩氏)

オンオフともに気分を上げてくれるのであれば、ほかの小物でも試してみたくなってくる。ただし財布をあまりにセンスよくカラフルにすると、異性に見せびらかしたい気持ちとクイックアクセスの相乗効果で、必要以上に気前よく支払ってしまいそうだ。気をつけたい。

オキテ3「マチとポケット付きのものを」

素材や色での選び方をみてきたが、機能面での選び方も考えてみたい。

まずは「マチ」。マチとは言うまでもなく、名刺入れの収納力をあげるために奥行き部分につくられた「遊び」のこと。「ささマチ」と「通しマチ」という2タイプがあって、ささマチは入り口から奥にかけて細くなり、底の部分に遊びがない形状のこと。一方の「通しマチ」は入り口から奥までジャバラ上にひろがるマチがついたものだ。

見た目のスマートさでいえば全体が薄くなる「ささマチ」の勝利だが、収納力は「通しマチ」のほうが圧倒的。大勢でのミーティングや会合が多い人は、一度に名刺が50枚は入る「通しマチ」を選ぶのがいい。

「また名刺の取り出しやすさを考えると、“あおり”ポケットがついたものがオススメです。あおりポケットとは名刺入れ本体とはまた別についた、名刺を2~3枚挟んでおけるポケットのこと。スムーズに名刺を取り出せるので、そこに名刺をスタンバイさせておけば、名刺交換時にさっと渡せる。所作がスマートになります」(黒岩氏)

丁寧に仕上げているかを確認

オキテ4「品質チェックは、縫い目とコバで」

革製名刺入れは、だいたい1万円前後から良質なものが手に入るはずだ。もっともこれはあくまで目安。気に入ったデザイン、色、機能のものを見つけたら、「縫い目」と「コバ(革の端の部分)」をチェックしたい。

一般に、作業を早めるために革を強く引っ張りながらミシンをかけると、縫い目の間隔(ピッチ)は広くなる。逆に、革にムダなテンションをかけず自然に押し進めて縫うと、縫い目の間隔は狭くなる。つまり、縫い目が細かく、等間隔なものは、時間をかけて丁寧に作っているひとつの目安になるわけだ。

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