一方わが日銀。
このわかりにくさは何なのでしょうか。
日銀として景気がいいと思っているのか、はたまた悪いと思っているのか??全く不明。言及すらありません。
なぜ日銀はわかりにくい言葉を並べ立てたのか
もし良いならば、良いんだからこのまま政策を継続するよ、となるわけで、悪いなら失敗しました、といって何か次の手を打つしかない。要するにこれに言及してしまうと責任問題に直結するからでしょうけどね。
そして実際に出て来たのは
長短金利操作付き量的・質的金融緩和
何ですかこれは?? 全く意味不明といっていいですね。要するにこれまでの金融政策の失敗をはっきり認めないからこういうわかりにくいことを言わざるを得ないわけです。
詳しくは東洋経済オンラインの「日銀『新たな枠組み』に冷めた見方が多いワケ」
を見て頂ければよろしいかと思いますが、まず第一はこれまでの物価目標2%に加えて、今後は長期金利0%という金利目標も見て行きましょう、ということ。次に、これまで物価目標2%を目標としてやってきたものを、なぜかそれを安定的に2%を超え続けるまで金融緩和と続けますよ、という2点が柱となっています。
要するに、あの「黒田バズーカ緩和」(2013年4月4日)から約3年半がたったのに、達成できなければ「腹を切る」、という趣旨のことまで言った物価目標に全く達成しなかったために、いつものように、ゲームの途中でルールを変える。
そして「金利目標とインフレ率を安定させるまで」(達成することすらできないくせに)、という新しいルールを適用して、これを達成できれば日銀としては金融政策決定者としての責任を全うした、と判断します、という。まあ、これはひどい話ではないですか。
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