いよいよ1ドル100円超時代がやってくる あのソロス氏も予言、円は雪崩を打って下落するのか?

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ジョージ・ソロス氏は一段の円安誘導発言をした?

日銀の黒田東彦総裁は4日の金融政策決定会合で「物価安定目標2%、達成目標2年、マネタリーベース2倍、保有国債残存期間2倍以上」の2×4(ツーバイフォー)政策を掲げ、華々しいデビューを飾った。その「異次元」の金融政策に対して、専門家などから徐々にコメントが上がり始めている。

代表的なのは著名投資家のジョージ・ソロス氏だ。「円は雪崩を打って下落する可能性がある」。これはソロス氏が、経済専門チャネルCNBCとのインタビューで語ったことの一端だ。正面から見れば、高度な金融知識を背景に解説している雰囲気を醸し出しているのだが、市場参加者からは「ポジショントーク」(自分が建てたポジションの方向に相場が動くように誘導する発言)のようにも聞こえるのだ。こうしたコメントの真意を読む作業は、わくわくするものだ。あたかも、知的な金融ゲームに参加しているかのような気分になれるからだ。

では実際、円安は今後雪崩を打って進むのか。それとも目先は再び欧州を発端とした悪材料などが出ることで、円の買い戻し(反発)があるのだろうか。結論から言うと、目先のことは、あまり一喜一憂しないほうがいいのではないか。それよりも、過去のドル円相場を検証したほうが有益だろう。

安倍晋三政権誕生前から、円はドルだけでなく主要通貨に対して軒並み下落しているが、どこから円安ドル高への転換が始まったかといえば、2011年の10月末だ。このときの円の高値である1ドル75円32銭から、現在は22円強、率にして約23%円安が進んだ。円安期間は知らぬ間に約18カ月弱続いていることになる。

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