任天堂がアップル発表会で放った「3本の矢」 「SUPER MARIO RUN」は何がすごいのか
「どうぶつの森」は2012年に店舗とのコラボイベントを行っており、「街に繰り出す」をゲームの中に取り入れていました。
GPSでの判定はなく、セブン-イレブンのWi-Fiに端末をつなぐことにより、限定のアイテムを入手できるというのがその仕組みだったわけですが、これってIngressやポケモンGOでの店舗とのコラボに似ていませんか?
海外の「どうぶつの森」ファンの人がこのアイテム目的で日本に訪れたのを実際に僕は知っています。ちなみにそのWi-Fiスポットはポケスポットならぬセブンスポットというサービス名です。
この3本目の矢は、ポケモンよりスマホに向いているかもしれないタイトル、とでも呼んでおきましょう。
価格や売り上げはどうなるのか
さて、「SUPER MARIO RUN」のアプリ内課金はずばり600円と予測します。これは「マインクラフト」が840円なので、間口を広げる意味でもそれより少し安い価格というイメージです。
基本的には買い切り価格なので、100億円、200億円という数字を売り上げるためには1000万人以上のプレーヤーが課金することが必要ですし、消費型アイテム販売のように継続した売り上げを生むモデルではありません。ただし、買い切り分を楽しみきったプレーヤーに対して、一定期間が過ぎた後に追加パッケージを発表することでさらなる売り上げを生むことは可能です。
次に「ファイアーエムブレム」は基本シナリオ解放(基本のゲームを遊べるようになること)に1400円。コレに加え追加シナリオが予測されます。主要キャラクターごとのエピソードでしたら、まとめてで1400円、個別で120円くらいはさくっと払ってしまいそうです。「SUPER MARIO RUN」に比べ、追加シナリオを短い間でリリースし続けても、ユーザーからは不満の声どころか、もっともっとという声が上がるでしょうから、こちらは継続した売り上げが予測されます。
最後に「どうぶつの森」です。こちらの価格は、現在の最新作の実売価格から、上限2000円あたりを予想します。裾野を広げるためにはダウンロード無料がいいですし、アイテム販売ととてもとても相性がいいのですが……(任天堂はそうはしないと思うのですが)。
ああ、「Miitomo」のアイテム販売方法が頭に浮かんできました。「Miitomo」のようなミニゲームを使ったアイテム販売の形も「どうぶつの森」と相性がよさそうです。
ということで「任天堂が放った3本の矢の衝撃」をお伝えしました。
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