東京ディズニー、30周年の“目玉商品”は

限定販売がファンの購買意欲をそそるか

ただ、OLCは5年前の25周年イベントでは、ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta、スイスの高級腕時計メーカー)とのコラボ企画として、ミッキーがデザインされた189万円の時計を限定80個で販売し、大きな話題を呼んだこともある。

開業25周年を迎えた2008年度は、ちょうどリーマンショック(08年9月)の発生した年でもある。ただ、189万円の時計を限定販売すると発表した同年3月は、まだ景気の先行きは悪くなく、日経平均株価も1万2000円前後と、アベノミクス景気に沸く現在とほぼ同じ水準で推移していた。

それを思えば、今回の30周年グッズは最高でも30万円と、かなり控えめに見える。熱狂的なディズニーファンの場合、通常の季節イベントなどでの来場時でも、1人数万円単位のグッズを購入することは決して珍しくないからだ。

ゲスト単価をいちばん押し上げたのはグッズ販売

実は、TDRを訪れるゲストが落とすおカネのうち、ここ5年ほどの間に最も伸びているのが商品販売収入、つまり各種グッズの販売額だ。

OLCの発表データによれば、今2012年度のゲスト1人当たり売上高予想は合計1万0420円であり、25周年のあった08年度の同9719円に比べ7.2%伸びる見通しとなっている。12年度のゲスト1人当たり売上高予想の内訳は、チケット収入が4470円、商品販売収入が3740円、飲食販売収入が2210円であり、チケット収入のウエイトが高い。

ところが、この2012年度の1人当たり売上高を08年度と比べてみると、チケット収入が5.9%増、飲食販売収入が3.9%増であるのに対して、商品販売収入は11.0%増と伸びはダントツだ。

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