日本発の大人戦略 ディズニーストアが復活

世界に一つしかない、若い女性向けの店

1月17日。世界各地域のウォルト・ディズニー社(以下、ディズニー)の担当者約15人が、千葉県柏市に集まった。

柏高島屋ステーションモールに、昨年11月開業したディズニーストア。海外からの視察者は「これがディズニーストアなのか」と驚く。それもそのはず。世界に一つしかない、若い女性向けの店だからだ。

白を基調とし、キャッスル(城)を模した店内には、バッグやアクセサリーなど女性向け商品が並ぶ。米国の標準店より倍以上明るい照明が、商品を一層引き立たせる。

ディズニーストアはディズニーブランド商品を扱う専門店。日本ではショッピングセンターを中心に45店を展開する。アパレルや雑貨、おもちゃ、DVDなど取扱商品は幅広い。それだけに女性向け店の違いが際立つ。

店には多くの仕掛けが隠れている。格子模様のガラスは正面から見ると模様が消え、店内が見わたせる(上写真の仕掛け1)。写真仕掛け2のバラの色は、横から見ると白だが、正面からはピンクに見える。ほかにも通常の鏡とは左右が逆に映る「リバースミラー」など、買い物に「発見する楽しみ」を提供する。

「子どもじみたかわいさは通用しない。質感の高い店を目指した」(店舗開発を統括する武藤嘉嗣ディレクター)。女性の多い駅ビルやファッションビルでは、売り場面積や天井高が限られるため、新業態を開発する必要もあった。店舗開発では世界5社から提案を受け、女性だけの日本のデザイン会社を採用、什器もすべて一から作り上げた。

次ページ35%が20歳以上の女性
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今見るべきネット配信番組
  • 経済学で読み解く現代社会のリアル
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の勝者と敗者<br>不動産 熱狂の裏側

実体経済の悪化を尻目に、国内外から熱い視線が注がれる日本の不動産。業界の雰囲気とは対照的に、上場不動産会社の株価は軒並み軟調です。コロナ後の新常態で誰が笑い、誰が泣くのでしょうか。現場の最新情報を基に不動産市場の先行きを展望します。

東洋経済education×ICT