全米州立大と豪州大。おトクな2つの留学法

コミュニティカレッジとTAFEという選択肢

それでは次に、日本の高校生にとって、現実的な選択肢として、2つの留学ルートを紹介しよう。それは、アメリカのコミュニティカレッジ(以下、コミカレ)とオーストラリアのTAFE(テイフ)を活用した海外進学だ。

この2つのルートに共通する受験生のメリットは3つある。

1.州立の教育機関なので学費が安い

2.英語力の入学基準が高くない

3.4年制大学への編入が可能

日本人留学生のほとんどがコミカレに在籍

ではまず、アメリカのコミカレから説明する。このコミカレとは、公立の2年制大学のことである。

日本においては「公立の2年制大学」と言われてもあまりピンとこないかもしれないが、アメリカでは、学生の約7割が州立大に在籍しており、その半数以上の学生がこのコミカレに在籍するほどメジャーな選択肢となっている。

またIIE(国際教育協会)の調査(2012年)によると、アメリカの学部課程(4年間)で学ぶ日本人は約9400人いる。このうち、コミカレの学生は、約5100人と半数以上を占める。これを大学1~2年の期間で区切ると、アメリカに留学している日本人のほとんどがコミカレに在籍している計算になる。

ではなぜ、アメリカの学生や日本人の留学生において、コミカレ在籍者が多いのだろうか?

その理由は、高校卒業後、学費の安いコミカレに入学し、3年次から4年制大に編入できるというアメリカの教育制度(システム)にある。留学生におけるアメリカの州立4年制大学の学費は、年間約150万~300万円程度であるが、コミカレの学費は年間約60万~70万円。コミカレで2年間学べば、その分の学費を安く抑えることができるのだ。

次ページオーストラリアの大学は競争力が高い
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
サプライズと配当成長株で勝つ<br>株の道場 成長先取り編

菅首相の退陣決定を受け、東証株価指数が31年ぶりの高値へ急騰。日経平均株価も3万円を超えました。本特集では9月17日発売の『会社四季報』秋号を先取りし、上方修正期待の大きいサプライズ銘柄を抽出。株価上昇を享受する方法を会得しましょう。

東洋経済education×ICT