お産後のわがままが何でも通るわけではない 悪気がない人を責めるのは止めよう

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あなたは遠方から来られた姑の一泊が、さまざまな病気の原因になり、会ったこともない、優秀な人も多いベビーシッターにも、十把一からげに、不信感でいっぱいです。夫以外は皆、敵に見えているのではないですか?

とても恵まれた裕福な家庭で、母親が神経質で笑顔がないだけの欠点が、その子どもまで無表情にし、情緒不安定な子どもにした例がいくらでもあるのをご存知でしょう?

あなたを責めているのではありません。やっと授かったベビーに、神経過敏になっておられるだけです。それはご両親も承知しておられますが、お父様のお母様への謝罪の助言も、間違ってはいません。産後の神経過敏がそれほど偉く、何でも許されるものでもないからです。あなたはご自分の心得違いを詫び、お母様の支援を受けるべきです。あのようなお母様がおられるあなたは、幸運なのです。

人間不信に陥ってはいけない

あなたは、ご両親があなたのベビーには会いたいはずだと勘ぐっておられます。しかし、娘が可愛ければこそ、その子も可愛いのです。お宮参りも、世間体を繕うための誘いだったから、断られたのかもしれません。あなたがささいな理由で親を敵に回しても、親の方は痛くもかゆくもありません。それを海外旅行で示されているとも考えられます。失礼ながら、何かと悪く解釈し、人間不信の様相が節々に伝わってきます。

余談ですが育児中のママが睡眠不足になるのは、多くのママの経験することです。私のように、神経過敏になる間さえなく家事・育児に忙殺される人も多いものです。出産を期にもっと心強く・広く、自立した大人を目指してください。

音信もままならない夫君ですが、彼にとってはラッキーかもしれません。あなたのいまの神経過敏状態を逐一聞かされたとしたら、彼はあの地で、安心して仕事に集中できず、帰国するのも嫌になるかもしれません。

素敵なママとしてご夫君と再会されますよう、願っていますね。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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