お産後のわがままが何でも通るわけではない 悪気がない人を責めるのは止めよう

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今回の西川様のご相談は、読者の皆様に読んで頂く普遍性があるものか、少し考えました。そして条件が違っても、このように自分の立場をことさら不幸に捉えることで、周囲の人も巻き込んで人間関係を複雑にしていく人が時々見受けられますので、この機会にそれを考えてみることにしました。

ご相談文を4割に要約させて頂きましたが、あなたのご両親のあなたへの態度は間違っていません。そして幸いなことにあなたの今のお悩みは、あなたの考え方を変えることで、ほとんどが解決するものです。耳が痛いでしょうが、お聞きください。

自分の子どもは自分が育てて当然

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私の友人は昔、アテネで初産と二人目を出産し、育児しました。まずギリシア文字の国ですし、英語併記などありません。病院のシステムも日本とはいろいろ違います。どれだけ大変だったか想像がつきますが、彼女は笑いながら、「誰もいない国で、本当に大変だったよ~」の一言だけでした。

そうなのです。誰に頼まれたわけでもなく、自分の子を自分が出産したのです。誰も体験したことのない困難があろうとも、それを誰にも理解されなくとも、不幸でも親を恨むことでもありません。自分で乗り切るのみなのです。

産後一カ月は、実家や特別な施設で産婦が養生できる習慣やシステムが出来上がっていますが、それを前提に出産しているわけではありません。あくまでもそれは恩恵です。産後一週間で赤ちゃんの世話どころか、舅・姑の世話から家事全般をする人も、地方では珍しくありません。

あなたもお母様に頼まれて、お母様のために出産したのではありませんでした。ましてお母様の善意を(これについては、あとで触れます)悪解釈して、お母様の援助をあなたから遠ざけたのです。ご両親がこの時期に海外へ旅行しようが、あなたが何も言う資格はありません。

この場合パンプキンなら、どうしたと思われますか。まず私が娘のストレスの元なら、私は自分の家を明け渡しません。ですが、あなたのご両親はあなたと争うことなくあなたの意をくみ、ご自分たちが他所へ移られました。

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