「記憶力日本一の男」流、忘れない力の鍛錬法

脳が「覚えやすい形」に情報を加工してみよう

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鬼頭:池田さんは今も塾を経営なさっていますが、子どもたちにも記憶術を教えていますか?

池田:気分転換、遊び程度に教えますが、そこまでバリバリは教えていないですね。

鬼頭:なぜですか?

池田:僕がやっている記憶術は、あくまで「技術」です。教育心理学者のピアジェによると、小学校高学年ぐらいから脳は論理的な思考や記憶ができるようになるそうです。一方でそれまでの子どもの脳は、物事そのままを覚えられる。だから小学校2年生で掛け算九九を覚えさせることは理にかなっていると言えますね。

その時期はまさに、感受性を育てるべき時期でしょう。小さい子どもであれば親が絵本を読み聞かせてやったり、いろいろな場所に旅行に連れて行ったり、感受性を高める生活をしたほうが、後の記憶力という面でいいような気がします。思考の仕組みが変わってくる小学校高学年~中学生になって、その感受性の下地を生かして、初めて記憶術が有効になるはずです。

鬼頭:感受性のある生活、いいですね。

池田:大人になってからも感受性は大事です。自分自身、記憶術を始めてから色んな人に出会い、新たな刺激をもらって、精神的に豊かになりました。こういう感受性は、人生においても脳においても、最も必要なことだと感じています。

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