熱中症についてはこの連載で何度か触れていますが、外気の上昇に伴い体温が上がりすぎ、体にさまざまな障害を来すことを指します。熱中症予防に必要なものは、水分のほかにナトリウム(塩)、糖分、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどの栄養素を挙げられますが、キウイフルーツには、塩以外どれもバランスよく含まれています。
また、カリウムやクエン酸を補給すると疲労回復効果が期待できますが、キウイフルーツの独特の酸味はクエン酸によるものなので、この点も見逃せません。また暑い夏は貧血や立ちくらみなども起こりやすい季節ですが、血液中のビタミン濃度が上がると、血液がサラサラになりやすく、それらの予防にもなるでしょう。
国際シンポジウムでの言葉を借りれば、「キウイフルーツの摂取は人間の健康と確実に相関関係がある」のです。キウイフルーツだけでかなりの部分をカバーできそうですが、熱中症対策としては、少量の塩をプラスすると効果が抜群になりそうです。
毎日むいて食べるのは大変…それならコレ!
先述の研究発表では、毎日キウイフルーツを食べると血液中のビタミン濃度が上がり腸内環境が改善されやすいとされています。オフィスでのランチタイムに毎日キウイの皮をむいて……というのは面倒ですが、カットフルーツやスムージー、ドライフルーツなどもあるので、食べる機会を増やしてみましょう。
毎日は大変でも食べる機会が増えれば、キウイフルーツで熱中症対策をしたり、気になる不調を和らげたりできるかもしれません。生で食べるのが理想ですが、食べやすいお気に入りアイテムをチェックしてみましょう。
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