日本の明るい未来を作るのは14歳の君たちだ

なんだってできる!未来を自分で切り拓こう

木本:変わっている学生の塊のなかでも、特に変わっていたのが卜部さんだったと。そういう人が、新しいことを作るんですよね。そういうふうに中学生に教えるんですか?

瀧本:世の中は変わるから、自分でそういう風に変えよう、ということを伝えています。

ニュートンは下から2番目の劣等生だった

瀧本哲史(たきもとてつふみ)/京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学科研究科助手を経て、マッキンゼー&カンパニー勤務。独立後、エンジェル投資家として活動しながら、京都大学で教鞭をとる。著書に『僕は君たちに武器を配りたい』『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(ともに講談社)『武器としての決断思考』『武器としての交渉思考』(ともに星海社新書)などがある

木本:ひと握りの変わった人が成功するんだ、新しいことを作るんだ、というのは漠然とわかります。でも、どんな「変わった人間」になるのかが難しい。

瀧本:基本的には他の人と違うことを考えるのがいい。新しく成功することというのは、他の人が「絶対ムリ」と言ったり、「そんなのありえないから」と思われることをやれる人。そういう人になれと教えます。

それだけでは説得力がないので、みんなが知っている有名人、偉人など、学校の先生が「この人は偉人だからみんなも参考にしなさい」という人について書いています。ただ、どの人も、先生が認めた「いい子」ではない。当時は誰もが「やめておけ」といったことをやった人が、100年後に先生も認める偉い人になっている。

木本:通信簿があったとしたら決していいことが書かれていない人だと。

瀧本:たとえばアイザック・ニュートン。学年で下から2番目で、みんなからバカにされて、「ちきしょう」と思って、頑張って勉強をしたらすごくなってしまった。ほかにも昨年ノーベル賞(医学・生理学賞)を受賞された大村智教授は、高校大学時代はスキーしかやっていなかった。そんな人が途中で考え方が変わって猛勉強して、結果的にノーベル賞に到達するのです。

木本:ある種の問題児こそが世の中で活躍する人になれるというのを、伝えるのは難しくないですか。

瀧本:なので、ポップな表紙にしたり、絵を増やしたりとなどの仕掛けをいろいろとしています。

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