カードゲーム「トランプ」意外と知らない基本

この薀蓄100章は思わず人に話したくなる

21. そのため「ポロ用スティック」のスートは、イタリアでは「儀式用の杖」、スペインでは「棍棒」に変化した

22. 15世紀後半にはフランスで国際式トランプの基礎ができ、それが英国へ渡り、米国や植民地へと広がった

23. 日本にプレイングカードが伝来したのは室町期1543年。南蛮貿易によってポルトガルからもたらされた

24. 当時伝わったものはラテンスートで48枚の札からなり、ポルトガル語のまま「carta(カルタ)」と呼ばれた

25. その人気は高く、1597年には土佐国の戦国大名・長宗我部元親が「博奕かるた諸勝負」を禁止している

26. 安土桃山時代にはポルトガルから伝わったカードを元に「天正かるた」と呼ばれる国産カードが作られる

27. 「天正」とは最初の札に〈天正金入極上仕上〉と記してあったことから後年についた名称である

28. 1688~1704年頃になると5スート×15枚(計75枚)とカード枚数の増えた「うんすんかるた」が誕生する

29. 「1=うん」「11=うんすん」と呼び、「うんともすんとも言わない」という言葉の語源にもなっている

30. その後、1772年~80年頃に誕生したとされるのが「めくりかるた」である

初めて国産トランプを製造したのは?

31. このカードには〈めくる〉というルールがあり、坊主めくりやのちの花札の原型ともいわれている

32. めくりかるたは一枚一枚に点数があり、同じ点数同士をあわせ取り、数回のゲームによる合計点数を競った

33. これら西洋のカードをもとにしたかるたは賭け事に使用されることも多く、江戸時代には度々禁止された

34. 1882年に現在我々が知るトランプに近い英米型カードが輸入自由化されると、明治期にはカード人気再燃

35. 1885年に出版された桜城酔士の『西洋遊戯かるた使用法』には、「トランプ」という表現が見られる

36. またこのなかにはトランプによるゲーム紹介のほかに、カードを使用した奇術についても記されていた

37. 当時は英国や米国から輸入されていたが、京都で花札を製造していた任天堂が1902年国産トランプを製造

38. 任天堂は1953年、プラスチック素材を取り入れたトランプを開発・販売し、国内外に大きく普及していく

39. 現在の日本ではトランプ=標準52枚+ジョーカーという英米型が主流だが、世界では枚数もスートもさまざま

40. トランプの歴史の古いイタリアでは40枚、スペインでは48枚(または40枚)、ロシアでは36枚が一般的

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