ゼンショーよりも魅力!タイ外食大手に触手 名前は「マイナー」だけど、存在感は超「メジャー」!?

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前回のコラムでは、東南アジア最大の経済規模であるインドネシアからオススメ銘柄としてアラム・ステラ不動産をピックアップしましたが、今回は東南アジア「第2の経済大国」である、タイから有望な投資先を紹介したいと思います。タイの外食大手、マイナー・インターナショナル社です。同社は、SBI証券や、楽天証券で購入できる銘柄です。

1人当たりGDP5000ドル、中間層が分厚いタイ

タイの1人あたりGDPは約5,000ドルと、インドネシアを3割ほど上回っています。この差はそのまま両国の中間層の分厚さの差につながっています。国際的には年収3万5000ドル(約330万円)以上の層を中間層として集計していますが、インドネシアにはこの中間層はまだ国民全体の1%強程度しか存在しません。一方、タイではこの中間層の割合が約350万人と7000万人の人口の5%程度にまで高まってきています。

タイの外食大手、マイナー・インターナショナル。成長性では、日本の外食大手よりもずっと魅力的だ

ただ、インドネシアの人口は2億4000万人と巨大です。割合ではなく、人数で見れば、かなりの数の中間層が存在しているのですが、この中間層は大都市部だけでなく、資源が豊富な地域などにも広がっています。一方、タイでは現地の中間層がバンコクに偏在しています。

両国の最大都市のジャカルタと、バンコクのショッピングモールを訪れれば、バンコクの中間層の分厚さを感じられるでしょう。前回の連載で紹介したように、ジャカルタ市内や近郊のモールには現地の富裕層と外国人を中心に訪れているのに対して、バンコクのモールには現地の中間層が数多く訪れています。

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