なぜ中国より東南アジアなのか 日本にいながら海外投資を始めよう

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シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズホテル。プールからの眺めは絶景だ(筆者撮影)

本連載は、「シンガポールで学ぶワールドクラスの投資法」と題して、シンガポールなど東南アジアの情報を中心に、日本に居ながらにして可能となった「ハイレベルな海外投資」について解説をしていきます。

今回は第1回ということもあり、まず簡単に自己紹介をさせてください。プロフィールにもありますように、私(岡村 聡)は理系の大学院を卒業した後にコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに就職し、その後企業買収ファンドを経て、2010年11月に妻と2人で投資アドバイスの会社を起業しました。

 現在は、個人投資家の方に書籍やメディア、セミナー、個別相談など様々な形で、資産運用のアドバイスを行っています。直近では、富裕層の方を中心に海外移住や海外起業のアドバイスも行っております。

なぜシンガポールなのか

会社が3期目に入る来年には、シンガポールにも法人を設立し、より幅広い資産運用に関するアドバイスを提供していく予定です。最初の海外拠点としてシンガポールを選んだのには大きく2つ理由があります。

1つ目の理由としては、弊社で資産運用のアドバイスを行っているお客様の中のかなりの方が、シンガポールを筆頭とした海外への移住や、海外での就職・起業に関心を持たれているからです。経済が低迷を続け、さらに財政状態が逼迫し増税が予想される日本から脱出し、相続税がなく所得税や法人税も日本の半分以下のシンガポールなどオフショアに、活路を見出されているお客様も多くなってきています。

2つ目の理由は、シンガポールをハブとした東南アジア経済の将来性に期待が持てるからです。近い将来に海外に拠点を移すことができるのは、余裕のある富裕層に限られてしまうかもしれませんが、今は日本に居ながらにして、株式投資や不動産投資という形で、東南アジア経済の成長からリターンを得ることが可能です。

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