ウェブ版のほか、iPhoneやAndroid端末のスマートフォンアプリも提供している。利用者はFacebookとTwitterのアカウントで会員登録できるが、実に90%がFacebookで登録している、という。まさに、実名制のグルメサービス、「顔」の見えるサービスといえる。
利用者は、信頼できる友人・知人をフォローして、その人のおすすめの店舗の情報、行きたい店舗の情報を参考に飲食店を探せる。自分が行ったおすすめの飲食店、行きたい飲食店を投稿し、一覧を作ることもできる。
お気に入りの店舗や気になるお店は、備忘録代わりにRettyを使うユーザーも多い。自分の作った飲食店リストを、別のユーザーが参考にして行きたいリストに加えたり、実際に同じ店舗を訪れるという。
スマホのアプリから手軽に投稿できてしまうという点も、Rettyの使い勝手のいい点だ。
2011年6月のサービス開始から1年半で会員数は10万人超、登録店舗数は約10万件、口コミ数約30万件のグルメサービスへと着実に成長してきた。都市部の30代以上の会社員に人気という。
グルメサービスの老舗では、「ぐるなび」や「食べログ」が有名だ。ぐるなびは、店舗からの情報でお店を探すサービス。食べログでは、利用者の評価に基づくランキングからお店を見つける。Rettyは、“自分が信頼する人のおすすめ”からお店を探す点で「ぐるなび」や「食べログ」とは決定的に異なる。
より消費者のほうへ近づき、情報の質も上げる。Rettyはまさに、ソーシャルメディア時代のO2Oの典型といえるだろう。
「Rettyの掲載店舗の特徴は、ある程度、質の高い店だということ。リアルで友人と話す場合に似ている。友人にまずい店は教えない」と武田氏は話す。
投稿する人の動機づけも、食べログとでは大きく異なるという。食べログに投稿する人のモチベーションが「評価をする」ことであるのに対し、Rettyは「友人に教えたい、話したい」という感情に基づく。
実名制のため、投稿内容の信頼性も高い。自分と同じような年齢、勤め先、食べ物の趣味、収入、地域などの人をフォローして、その人のおすすめも知ることができる。
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