61. 特に「FR(前エンジン、後輪駆動)」はV8に載せかえられることが多いが、V8もDOHCではなく旧型の「OHV」が主流
62. ひとつには、OHVは長くリプロダクションされているため各メーカーのアフターパーツが充実している
63. エンジンヘッドの高さを抑えられる車で重心を低くしたり、機械音に起因するエンジン音も人気の理由
64. V8は大きく重いイメージがあるが、実際には大分軽く、場合によって他エンジンより軽量化することもある
過去の人気モデルのアレンジ
65. 近年のアメリカ車の傾向のひとつが、過去の人気モデルやデザインを現代風アレンジした「レトロモダン」だ
66. 先駆けとなったのはクライスラーで往年のホットロッドをイメージした「プロウラー」が人気を呼んだ
67. 一方、「PTクルーザー」は’30年代の名車「クライスラー・エアーフロー」がモチーフになっている
68. レースを主眼に大排気量のハイパフォーマンスエンジンを誇った’70年代の「マッスルカー」型も人気
69. 「ダッジ・チャージャー」や「チャレンジャー」は大型だが、街乗りにも向くHEMIエンジンを搭載
70. 特に「チャレンジャー」は初代のデザインを強く意識した装いになっている
71. ’02年にフォードが発表した11代目「サンダーバード」、’09年GM「カマロ」も初代をリスペクトしている
72. いずれも姿こそレトロながら、中身は最新技術の粋を結集して設計されたNEWカー
73. 故障などの懸念からクラシックカーに手を出せなかったユーザーでも安心して所有することができる
74. ’80年代までアメリカ車は日本人にとっての憧れの外車だったが、その最高峰は「キャデラック」であった
75. ハリウッド映画やアメリカンドラマの影響も強いが、人気プロレスラー・力道山の愛車としても有名
76. それをきっかけにプロレス界ではジャイアント馬場、アントニオ猪木、三沢光晴もキャデラックを愛した
77. ’66年から放送された『ウルトラマン』に登場する科学特捜隊専用車もベースは「シボレー・コルベア」
78. これは監督を務めた円谷一の愛車で、そのボディに撮影用のシールを貼ったものといわれている
79. 近年、日本の芸能人の愛車として目立ってきたのが、米国を本場とする「SUV」車である
80. SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略で、〈スポーツ系自動車〉ともいわれる
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