全国の都市を対象にした東洋経済の「住みよさランキング」。今年も最新結果を「『住みよさランキング2016』トップ50」(6月21日配信)でまとめたが、地域ブロック別でもみてみよう。今回は「北海道・東北、関東編」をお届けする。
名取市(宮城)が6回連続のトップ
まず「北海道・東北」ブロックでは名取市(宮城)が2010年以降、6回連続で1位の座を守った。全国順位は昨年4位から若干順位を下げて8位となった。
名取市は仙台市の南東部に隣接する人口約7.6万人の都市。市の東南部には東北の空の玄関口である仙台空港がある。仙台市のベッドタウンとして発展、震災後も人口・世帯数ともに高い増加率を示している。「快適度」が全国3位、「利便度」が全国9位で、この2部門が大きく寄与している。
2位は天童市(山形)でブロック内の順位は昨年と変わらないが、全国順位は昨年38位から今年24位へと上げている。県庁所在地である山形市の北部に隣接。仙台市にも近く、国道48号線で結ばれており、車で約70分の距離。人口は約6.2万人。サッカーJ1「モンテディオ山形」のホームタウンでもある。「利便度」が全国19位、「快適度」が全国78位でこの2部門が寄与している。
3位は新庄市(山形)。新庄市もブロック内の順位は昨年と変わらないが、全国順位は昨年50位から今年32位に上げている。山形県北東部にある新庄盆地の中心都市。人口は約3.6万人。「利便度」が全国17位、「住居水準充実度」が全国104位でこの2部門の評価が高い。
「北海道・東北」ブロックでは、山形県の都市が強くトップ10に5都市ランクインしている。各道県のトップは、北海道が9位の北広島市(全国71位)、青森が6位の平川市(全国60位)、岩手が17位の北上市(全国163位)、宮城が1位の名取市(全国8位)、秋田が4位の大仙市(全国34位)、山形が2位の天童市(全国24位)、福島が8位の本宮市(全国70位)であった。
続いて「関東」のランキングを見てみよう。
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