「香港は東京より金持ち」…ってホンマかいな?

シンガポール・香港 vs. 東京 (第2弾)

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
高層ビルが建ち並ぶ香港の町並み。しかし、香港には、この華やかな姿とは別の顔がある。

「ムーギーさん、すごいですよ!デビューコラムがアクセスランキングで堂々の1位です。ムーギーさんのコラムはブレイクすると思っていたのですが、私の勘は正しかったようです」

前回のコラムを、編集長を含む皆さんが暖かい愛情で迎えてくださったおかげで、多くの読者の方から励ましの言葉をいただくことができた。

内容的には他の方々のコラムのほうがどう見ても勉強になるのだが、仕事でお疲れの読者の皆様が夜に寝る前に、コーヒーで一服しながら読んでいただけるよう、ライトタッチを心掛けているのがよかったのだろうか。

ともかくこれに慢心することなく、これからも愛する“カジョクの皆様”(韓流スターがファンのことを“家族”と言うが、これが訛って“カジョク”になってしまっている)からたくさんの愛をいただけるよう、頑張っていきたいと思う。

平均所得では抜かれても、一般庶民は日本の方が豊か

最近、仕事で調べて少し驚いたのだが、日本の購買力平価ベースの1人当たりGDPは、韓国や台湾と同じくらいで、香港とシンガポールにはるかに抜かれていた。

シンガポールに至っては2倍近い6万ドルである。少し前まで世界2位の経済規模を誇りジャパンマネーで世界を席巻していた日本が、アジアの近隣諸国よりこんなに所得が低いなんて……。香港も日本の1.5倍で、台湾にも抜かれているのか……。

でもちょっと待てよ。この香港の人たち、日本に比べてホントにそんなに稼いでいたかな?これはどうも肌感覚と違う。

次ページデータと肌感覚は違う
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