飯田のミクロ 新しい経済学の教科書(1) 飯田泰之著

Books Review

経済学の価値観と思考法を身に付けるならば、ミクロ経済学こそが入門にはふさわしいと若手論客の著者は言う。

経済学思考の「クセ」の源は「(方法論的)個人主義」と「(資源の)有限性」にある。倫理的・思想的是非はさておき、役に立つから個人主義的な思考方法に従おうとし、同時に希少な資源の最適配分で考えようとする。結果として経済主体の合理的行動をインセンティブで説明し、そのカギになるのが利益最大化の裁定取引・行動。市場や競争、長期の概念も、長期が仮想的な長期定常状態であるなど、日常用語と異なることを理解しておく必要がある。

「教養として」経済学を学びたい人に向けた、経済学的な思考を養うための入門書。

光文社新書 777円

  

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集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。