「中年太り」に陥りたくなければ体幹を鍛えよ 3週間、自分でできるトレーニング法
体幹とは“身体の幹”になる部分。つまり首より上と四肢を除いた胴体のこと。そして、各臓器が収まり筋肉が重なる体幹を鍛えることは、理想のカラダづくりにつながる。長年、体幹トレーニングを提唱する島脇伴行さんに自分でできるトレーニングを教えてもらった。
不健康な中年太りの男性にうってつけ!
長時間のデスクワークや運動不足により、現代人は体幹の筋肉が弱りがちだ。しかし、体幹の歪みは自分ではなかなか気づかないもの。だから“体幹トレーニング”が必要になる。
「体幹トレーニングとは、体幹を安定させるための運動です。そうすると姿勢がよくなり、体幹内の臓器の状態も安定し、気づいたら痩せていた、ということにもつながります。それには筋肉が不可欠なので鍛えなければなりません。具体的に重要なのは、お腹深部の腹横筋や背骨の横にある脊柱起立筋です」。そう教えてくれたのは、体幹トレーニングを提唱する島脇伴行さん。
体幹にある骨格と筋肉には、内臓を正しい位置に保つという重要な役割があって、それが果たせず姿勢が崩れると内臓が本来の位置より下がってしまい、骨盤のなかで圧迫されて機能が低下する。すると内臓だけでなく、そこから下の体液のめぐりも悪くなり、ひいては、身体のつまりやむくみ、下半身太りの原因になってしまう。だから体幹を安定させることが重要なのだ。
そこで島脇さんが教えてくれたのは、初心者でもできる3週間分の体幹トレーニングメニュー。実際にやってみると、カラダの芯が熱くなり、体幹を“育てている”という実感が湧いてくる。動きがシンプルで道具も必須ではないため、自宅で継続するにも好都合なトレーニングだということがわかるはずだ。姿勢と内臓を正しい位置に保ち、“太りにくい体幹”を手に入れよう。