独学術 白取春彦著
哲学と宗教に関する多くの解説書で知られる著者は「学習」とはまねをすることであり、子供や何も知らない者が取りかかる最初の数歩のことで、大人がするものではないと言う。そもそも教師のまねや事典的な決まった答えを覚えるだけで、それ以上の発展がない単純作業は本当の勉強ではない。大人がすべきは「独学」。語学であれ何であれ自分で勉強しなければ何も身に付かない。つまり勉学とは独学に限ると力説する。
「難しい本は読み切らなくていい」「解説書のほうが原典より難しい」「外国語学習は『読む』ことが基本」など著者なりの指針に加え、ノートの取り方、傍線の引き方といったコツを伝授しながら、独学で学ぶ基本姿勢を説く。
ディスカヴァー携書 1050円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事