発達障害と呼ばないで 岡田尊司著
昨今、ADHD(注意欠陥/多動性障害)や自閉症スペクトラムなど、子どもたちが「発達障害」と診断されるケースが急増しているという。なぜ、このような状態に至ったのか、そもそも発達障害とは何なのかを、精神科医である著者が解き明かす。
従来、発達障害は遺伝要因が発症に寄与する割合が高いとされてきた。ところが、子どもが養育過程で十分な親の愛情を得られない場合にも、同様の障害=「愛着障害」が生じるケースのあることがわかってきている。
ただし、本来、子どもの成長の仕方には個人差があるのが当たり前。“障害”という考え方にとらわれすぎると、その子の将来を閉ざす可能性があるとも指摘している。
幻冬舎新書 840円
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