接待の席でいきなり「恋バナ」はダメですよ!

それで自分が得をすることはないのです

そういうときに「なんでもあり、今日は無礼講」と思ってうっかり話してしまう「恋バナ」。これはやめましょう。「え~みんな酔っ払っていて好き勝手話しているじゃない、何が問題なの?」と思われるかもしれません。確かにおもしろおかしく自分の「恋バナ」をすることで盛り上がるかもしれません。でもそれで自分が「得をする」ことは決してないのです。

以前の食事会でこういうことがありました。こちらは私と上司、そしてアシスタント、取引先のお相手は担当者とその上司にアシスタント、やはり6名の食事会でした。その会社とはいい関係ではあるけれど、なかなか大きい仕事が取れません。食事をしながら今後のビジネスの話に持って行きたい、そう思っての初めての会でした。

仕事の話に持ち込めずお開きに

お相手は、お酒が進むにつれてどんどん陽気になり、会はとてもいい感じに盛り上がっていきました。そろそろ「仕事の話題」に持っていこうかな~と思ったころ、向こうの担当者がこちらのアシスタントの男性に話しかけてきました。彼は緊張のせいかあまり話をしてなかったので、気を遣ってくれていろいろ質問してこられたのです。

そうしたら彼は、いきなり自分の「恋バナ」を語り始めたのです。それも「今付き合っている彼女とこのまま付き合って結婚するべきか、別れるか」という内容でした。彼女とけんかをした直後の様子、おそらく会食の間、上の空でずっと彼女のことを考えていたのでしょう。そこからは彼の独壇場になってしまいました。

「これはいけない、話を変えよう」とすると、お相手のアシスタントの女性までその話に便乗して自分の恋バナを話しだしてしまう始末。取引先のあとの2名も彼らの話を面白がり、話を切ろうとしても切れません。結局そこから仕事の話に持っていくこともできないまま、この会はお開きに。

会食自体が失敗したわけではありません。取引先の3名はとても喜ばれたし、肝心な仕事の話はできなかったとしても、「いい関係を作る」という意味では良かったのだろうと思います。

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