ダビデ級の肉体は、どのようにして作るのか 東京ファイトクラブに超肉体派が登場!
フィットネスとは縁遠い生活を送っていた一人の男が、自らの意志で肉体改造を成功させ、新たに生まれ変わった瞬間だった。
10年間の会社員生活を経て、フィジークの世界へ…
そんな彼の過去を遡ると、高校卒業後はファッションデザインを学ぶ為、桑田デザイン研究所の総合デザイン科に進学。オートクチュールの制作を学んだ。その時の経験が、後に自らのフィジークを洗練させるのに役立つとは、当時は予想もしなかっただろう。
就職氷河期だったサラリーマン時代、『どこでもやっていけるサバイバル力』を身に着ける為、20代前半は商社、外資系出版会社の編集部、ファッション会社などを渡り歩き、社会の荒波に揉まれながらマーケティングやコンサルティングの経験を積んだ。
20代後半はフリーランスでデザイナーとコンサルタントとして活躍する中、デジタルハリウッドとビジネススクールにダブルで通学。その後、インターネット広告代理店を経て、30歳の時にIT関連会社を起業した。フィットネスに出会ったのもちょうどこの時。
現在、株式会社PRO.FITの代表取締役として、コンサルティング事業、フィットネスモデル、トレーナー等多岐に渡って活躍している。女性誌『VERY』モデルであり、妻でもある菅井悦子さんとは、ヨガ事業を共同で手掛けており、夫婦二人三脚で健康的なライフスタイルを目指す人たちをサポートしている。
自身は、エクササイズとボディビルの中間に位置するフィジークというポジションで活躍しながら、今後、日本のフィットネス人口を増やし、健康で美しく、幸せな人生を多くの人が歩めるよう貢献していきたい、と語った。
彼を突き動かす原動力とは……
ダビデ像と言っても過言ではない肉体美へ仕上げる為に、精緻に計算し尽くしたイメージ作りと、栄養バランスを考えた食事、週に4〜5日、それぞれ1~2時間程のトレーニングを欠かさずに行っている。
自分の全身写真を見た時、全体的なバランスを見て、『ここにはもっと陰影を付けたい』と足りないところには部分的に筋肉をつけるようにしたり、日々細かくバランス調整をしているという。造形美を作り上げていく上で、デザイナーとしての経験が発揮される。