五輪競泳陣の大活躍が子ども向け水泳スクールを後押し--木皿儀邦夫・メガロス社長
従来型の大型施設のスポーツクラブは、メガロスを含め、業界上位10社ぐらいが展開している。それとは別に、フィットネスの会員数の伸びで見ると、カーブスジャパン(女性専用の30分フィットネスをFC展開、コシダカホールディングス〈ジャスダック上場〉傘下)に代表されるコンビニ型フィットネスのような小型店業態がすごく伸びている。
顧客目線に立ってビジネスをしていくには、こうした小型店の展開も検討する必要がある。既存タイプの大型店でやっている運動メニューの中でも、ニーズの高いものだけを小型店で展開していく方法があるのではないかと考えている。メガロスの培ってきた顧客満足度の高い運動指導を、そういう形で生かせれば、小型店にもビジネスの可能性はある。
--小型店を今期出店する可能性は?
まだはっきりとは言えないが、出すとしてもごく小さな店舗になるだろう。既存の大型店の比較的近くに、サテライト店のような形で出ていくことになると思う。大型店の近くに出店すれば会員は相互に利用できる。コンビニ型の小型店を単独出店するのに比べれば、会員にとってもプラスアルファがある。
(ヨガなどを行う)スタジオ中心の店よりも、マシンを置いた店になりそうだ。将来的にビジネスモデルとして事業の幅を広げていくためには、小型店についても研究をしていかなければならない。
--メガロスの親会社は野村不動産だが、グループ内での連携は。来春開業の相模大野店も野村不動産と連携しての出店となるが、逆に他の不動産グループなどと組みにくいことはないか。
野村不動産グループからの物件情報は早く検討させてもらえるため、相模大野店に限らず、何店かは野村不動産の開発したところで開店してきた。直近では三鷹店(東京都武蔵野市)もその例。野村不動産グループの情報力を生かして展開していくことは今後もありうる。