Windows10大刷新!目玉は「電子秘書」だった 速報!マイクロソフトが明らかにした新機能
コルタナはWindowsの中の機能としてのみ動作するのではなく、さまざまなアプリケーション、たとえばSkypeやLINEといったメッセンジャーソフトと連動する。
コルタナ対応版Skypeを用いると、Skypeの中にコルタナとのチャットスレッドができる。Skype中のチャットでコルタナに質問をすると、その答えを探してくれるのだが「来月、第2金曜日の夜から、3日間、京都駅前に泊まりたいのだが?」と質問すると、コルタナは京都駅近くのホテルをオススメしてくる。
ユーザーがそのホテルで構わないと返答すると、ホテルが提供しているBot(ボット:対話型の問題解決システム)にバトンタッチ。そのまま同じスレッドで、部屋のタイプや宿泊人数などを確認し、最終的にその部屋の予約を終える。そしてコルタナにバトンが戻る。
一連の操作を会話のみで完結
するとコルタナは「京都には友人が住んでいますが、連絡しますか?」と尋ねてくる。もちろん、ここで断ってもいいが、そのままSkypeで友人に連絡を取って予定を合わせたら、今度はコルタナにレストラン予約を入れてもらう。
このような一連の動作を”会話”で行っていく。その際、音声かテキストかは問題ではなく、その場に応じた方法で会話をすればいい。SkypeによるBotについてはプレビュー版があるので関心がある方は覗いてみてほしい。
マイクロソフトは同社のクラウドサービスであるWindows Azureの中で、コグニティブ(認知的)コンピューティングの機能セット「Cortana Intelligence Suite」を提供するとともに、Botを簡単に構築するためのツールキットを用意する。これらを用いて人工知能あるいはエキスパートシステムのようなものを構築し、コルタナを通じてユーザーとの対話を行うことが可能になる。
つまり、人工知能(AI)あるいはコグニティブといった技術を背景に、それらとユーザーの間を取り持ち、より便利かつ簡単にコンピュータと付き合える「対話の仕組み」を模索しているとも言える。この夏のアップデートは、そこに向けた第1歩となるだろう。
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