また、高得点を狙う必要はないため、取れる問題を確実にとっていくことが第一関門突破の近道になります。SPI3の対策本は数多く出版されていますので、自分に合うものを1冊見つけて、早めに問題に慣れておくことが肝要です。
SPI3試験は「言語能力検査」「非言語能力検査」「性格適性検査」の3分野に大別されます。「言語能力検査」は国語分野の問題で「同意語」「反意語」「二語関係」「文法」「ことわざ・慣用句」「語の意味」「敬語」「文章整序」「長文読解」等から出題されます。
「非言語能力検査」は数学分野の問題で「仕事算」「年齢算」「鶴亀算」「水槽算」「損益算」「時間・距離・速さ」「濃度算」「植木算」「通過算」「流水算」「n進法」「場合の数」「確率」「論証」「推論」「位置と方角」「集合算」「グラフの領域」「ブラックボックス」「図表」等が出題範囲です。
性格適性検査は面接を意識しよう
「性格適性検査」は「行動的側面」「意欲的側面」「情緒的側面」に大別され、「人に対しての接し方」「課題に対しての対処の方法」、「感情のコントロールの可否」等が診断されます。正解がある訳ではありませんので、基本的には正直に答えればよいのですが、企業には求める人材のイメージがありますので、そこからはずれないようにしたいものです。
前向きで社交的な自分をイメージして、面接に進んだ時の参考にされることも考えながら、整合性のある答えができるように面接トレーニングをしておけば、答えに迷うことはなくなると思います。
ただ、「ウソをついたことは一度もない」等、強い否定的な質問には注意してください。これは就活生のウソを見破るための「ライ・スケール」(lie scale=ウソの尺度)と呼ばれる、引っ掛けの質問です。
最近の傾向として、テストセンターでの受験が増加し、英語の問題も課される場合が増えてきました。テストセンターでの受験は独特の緊張感、パソコンとの相性など、慣れないと戸惑うことも多いようです。1問1問または2問一組で制限時間があり、時間内に回答しないと次の問題に移り変わってしまい、回答の後戻りができません。本番前に一度模擬で試してみることをお勧めします。
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