英語体得の最短距離!「全方位病」を脱却せよ ハーバードMBA医師も、実はここで失敗した
ビジネススクールに入学して痛感したのが、TOEFLの出題内容は実際の大学生活・日常生活に直結してくるということ。たとえば、読解で求められる速読は、ビジネススクールの膨大な宿題をスキミングするうえで必要な能力ですし、スピーキングで自分の意見を即座に言える能力は、ディスカッションで不可欠です。リスニングも、実際の講義を聞いて内容を要約する問題や、その内容についての意見を発言する際に欠かせません。
ただしTOEFLに向け勉強することも、あなたの目標に対して必要ではないことを含んでしまう可能性があり、注意が必要です。
もしあなたの目標が「英語で円滑に交渉できるようになること」なら、TOEFLのうちリーディングやライティングは目標の成就に直結しませんね。その場合はまず、スピーキングやリスニングの点数のみを評価項目にするのがいいかもしれません。
目標から逆算したマネジメントを
私もTOEFLの試験を英語学習のペースメーカーにしています。まずは海外留学の日程に合わせて目標点数を設定しました。TOEFLの試験を2カ月ごと、1カ月ごとに受けることで、自分の勉強の進捗を目に見える形で把握することができます。そのうえで、毎回のTOEFLの試験結果で足りないところを埋め合わせるように、改めて目標を組んで勉強していくのです。
スポーツでもただ練習しているのと、試合を目標に練習を重ねるのでは、上達のスピードが違います。これは語学学習も同じこと。目標から逆算してマネジメントすることが上達への近道です。
目標に関係のない「ムダ」を取り除き、効率的な勉強をすることで、忙しいビジネスパーソンでも確実に目標を達成することができます。何を勉強し、何を勉強しないかを明らかにし、目標に向かう最短距離を進みましょう。
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