英語体得の最短距離!「全方位病」を脱却せよ ハーバードMBA医師も、実はここで失敗した

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ビジネススクールに入学して痛感したのが、TOEFLの出題内容は実際の大学生活・日常生活に直結してくるということ。たとえば、読解で求められる速読は、ビジネススクールの膨大な宿題をスキミングするうえで必要な能力ですし、スピーキングで自分の意見を即座に言える能力は、ディスカッションで不可欠です。リスニングも、実際の講義を聞いて内容を要約する問題や、その内容についての意見を発言する際に欠かせません。

ただしTOEFLに向け勉強することも、あなたの目標に対して必要ではないことを含んでしまう可能性があり、注意が必要です。

もしあなたの目標が「英語で円滑に交渉できるようになること」なら、TOEFLのうちリーディングやライティングは目標の成就に直結しませんね。その場合はまず、スピーキングやリスニングの点数のみを評価項目にするのがいいかもしれません。

目標から逆算したマネジメントを

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私もTOEFLの試験を英語学習のペースメーカーにしています。まずは海外留学の日程に合わせて目標点数を設定しました。TOEFLの試験を2カ月ごと、1カ月ごとに受けることで、自分の勉強の進捗を目に見える形で把握することができます。そのうえで、毎回のTOEFLの試験結果で足りないところを埋め合わせるように、改めて目標を組んで勉強していくのです。

スポーツでもただ練習しているのと、試合を目標に練習を重ねるのでは、上達のスピードが違います。これは語学学習も同じこと。目標から逆算してマネジメントすることが上達への近道です。

目標に関係のない「ムダ」を取り除き、効率的な勉強をすることで、忙しいビジネスパーソンでも確実に目標を達成することができます。何を勉強し、何を勉強しないかを明らかにし、目標に向かう最短距離を進みましょう。

猪俣 武範 医師、医学博士、眼科専門医、MBA

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いのまた たけのり / Takenori Inomata

1981年5月、千葉県船橋市生まれ、茨城県取手市育ち。2006年順天堂大学医学部医学科卒業。2008年東京大学附属東大病院初期臨床研修医終了。2012年順天堂大学大学院眼科学にて医学博士号ならびに眼科専門医取得。2012年からハーバード大学医学部眼科スケペンス眼研究所へ留学。留学中にはボストン大学経営学部Questrom School of BusinessでMBA取得。2015年11月より順天堂大学医学部附属病院眼科助教として、臨床、研究、教育、経営に携わる。日本の医療従事者の海外留学を支援する一般社団法人JGMS(Japan Global Career Support)を設立し、日本の医療のグローバル化に貢献。趣味は硬式テニス。

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