「立て替え金を取り戻すまで離婚しない」人は、泥沼にはまる人
夫君が嫌で嫌でたまらないのですね。これで父親に懐いている子どもがいるとか、夫婦喧嘩しながらもそれなりに刻んできた2人の歴史があるとかいうなら話は別ですが、これは別れたほうがいいケースではないでしょうか。
長い結婚生活には、嫌になるときも別れたくなるときも、大なり小なりあるものだと多くの人は言います。それでも普通は結婚当初に、2人でよい家庭を築こうと心を通わせた幸福だったときの信頼関係があるのです。その思い出が、「あのときの本来の姿に戻ってさえくれれば」などと支えになり、乗り越える力となる人が多いのです。
あなたが彼を養っているのと同じ
友子さんの夫君は、結婚していちばん頑張らなければならないときに頑張っていません。あなたにいちばん責任ある姿を見せることで愛情を伝えるべき時に、それをしていません。家賃と電気代は彼が払っていると言いますが、それと同額に近いおカネをあなたが立て替えているのですから、ほぼあなたが彼を養っているのと同じです。
普通常識ある人は、結婚早々から妻のおカネを、そこまで引っ張りません。やむを得ず借りることがあったとしても、あなたの夫君のように結婚以来1年間継続的で、その上まだあなたのカードを勝手に使うなど、論外です。あなたはその行為を無神経だと言いますが、彼は無神経を装っているだけで、ほぼ計算に入れた行為なのです。もっとも無神経なら、もっとタチが悪いことになりますが。
あなたは離婚するにしても、これまでの立て替え金や慰謝料を貰うまでは離婚するつもりはないそうですが、この考え方がいちばん、泥沼にはまるパターンです。
ギャンブルの借金はギャンブルで返すといってギャンブルにのめり込む人、借金を返すためにほかで借金を繰り返す人たちに似ています。不幸の連鎖から抜け出すには、どこで損切りするかにかかっているのです。おカネを取り戻すために婚姻を継続して、彼からあなたが望むおカネを取り戻せるとは思えません。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら