最新版!「有給休暇取得率」トップ300社 ホンダが5年連続1位、政府目標達成は13%

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以下、6位関西電力(95.3%)、7位ダイキン工業(94.0%)、8位トヨタ自動車(93.2%)、9位日本電信電話(92.0%)、10位豊田自動織機(91.8%)と続く。

上位10位以内はホンダグループ3社、トヨタグループは4社と圧倒。3年連続で自動車関連が上位5社を独占した。

14位にIT企業でトップのSCSK(90.5%)が入った。同社は「働きやすい、やりがいのある会社」を目指し、ワーク・ライフ・バランスを推進。有給休暇(20日)取得100%、残業平均時間前年比20%減を達成した部署にインセンティブを支給する制度などで高い成果を上げている。

NTT都市開発がかつての30%→87%へ躍進

28位には不動産業で唯一100位内のNTT都市開発(87.2%)。『CSR企業総覧』2009年版によると、2007年度の有給休暇取得率は30.3%と低い数字だったが、大幅にアップしている。

休みがきちんと取れる働きやすい職場として従業員からも評価されているのだろう。新卒3年後定着率も非常に高い。2011年100%(2008年入社16名)→2012年95%(2009年入社20名、1名退社)→2013年92.3%(2010年13名入社、1名退社)→2014年100%(2011年12名入社)、2015年100%(2012年9名入社)という素晴らしい数字だ。

この5年間に入社した70名のうち3年以内の退職者はわずか2名。若手が職場に満足している証と言えそうだ。直近で従業員数407人と大手ではないが、このランキングでは上位常連として高い存在感を示している。

34位には小売業の三越伊勢丹ホールディングスが84.7%でランクイン。失効する有給休暇を積み立て、ボランティア参加、介護、育児や子どもの学校行事等の休暇として60日間取得可能な「ストック有休制度」など、取得促進のための制度が充実している。

傘下の「三越伊勢丹」は百貨店の営業時間短縮も進めている。これまで日本では小売業の店舗の営業時間は長くなる傾向にあったが、従業員の働きやすさを考えると短縮という動きも今後増えてくるかもしれない。

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