Okay. By the way, aren’t I smart too? (そうですか。ちなみに、私も頭はよくないですか?)とふざけて聞くと、No, you are not smart! (いやあ、先生は頭よくないでしょう!)とのこと。あれー? やっぱりサブロウさんに嫌われてます? 全否定しなくても……。
知らぬが仏
口も頭も悪いって、最悪な先生。そんな印象ですか……と内心ショックを受けていたら、サブロウさん筆者をじろじろと見て、少し考えてから言いました。
どうやらサブロウさん、smartを日本語のスマート(痩せている)という意味で使っていた様子。You are middle fat.というのは「中肉」と言いたかったのでしょう。つまり、「痩せてはないね。中肉だね」と言ったのです! 「頭が悪い」と言われたのでなくてよかった。まぁ、middle fatも微妙ですけどね(笑)
日本語のスマートは「ほっそりとしている」とか「洗練されている」という意味がありますが、英語のsmartは「頭がよい」という意味です。英語でも「洗練されている」という意味がないわけではないのですが、現在ではその意味で使われることはあまりありませんので、smartと言えば通常「頭がよい」という意味だと覚えておいてください。
サブロウさんが、日本語のスマートのつもりで英語のsmartを使ったとすると、John is smartというのは、「ジョン先生は頭がよい」ではなくて、「ジョン先生は細い」という意味! 確かにすらっとしてます。でも、これは、ジョンには内緒にしておきましょう。あんなに喜んでいましたからね。Ignorance is bliss!(知らぬが仏!)
では、スマート(ほっそりしている)というのは、英語では何と言えばよいでしょう。単に「痩せている」というのであれば、一般的にはthinという単語を使います。痩せていることを褒めたいならslimを使うとよいでしょう。痩せていて美しいというニュアンスになります。
逆にskinnyを使うと、ネガティブなニュアンスがあり、痩せていて醜いという感じがします。leanという単語もありますが、これは「贅肉がなく痩せている」という意味で、健康的なニュアンスが加わります。
また、サブロウさんが言いたかった「中肉」ですが、You are average-built.と言うのが1番しっくりくるでしょう。
サブロウさんの英語を正しく直すと、
となります。でも、サブロウさんの言ったmiddle fatって、もしかして「中年太り」と言いたかった……? いや、「中肉」のはず!サブロウさんの思う「中肉」と筆者の思う「中肉」は、きっと同じ!
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