たとえば電車に乗るとき「通勤の電車に乗る時は、こういうマインド」、と大体決まっていませんか。「会社か。ダルいな」「眠いな」「間に合うかな」などなど。そんなとき、「言葉」を変換するだけで、すでに持っているものが、ベストに変わる。具体的に見て行きましょう。
理想と現実のギャップ――「どうせ自分なんて…」
「どうせ自分なんて」とネガティブな言葉が口をついて出てしまう人は、言い換えると「理想が高い人」ともいえます。「どうせ私はダメなんだ」と言ってはいるものの、内心では「私はもっとできるはず」という思いも強いのです。
すぐにできるネガポジ変換をお教えしましょう。ネガティブな気持ちが離れなくなったときに、こんな「マジックワード」を使うのです。
1つめが「オカゲデ〜デキル」。
たとえば、理想のイケメンではない旦那さんと結婚しているなら、こうです。
「旦那のオカゲデ、緊張しないで、リラックスして過ごすことがデキル」
仕事で結果が出なかったときは、
「うまくいかなかったオカゲデ、まだまだ仕事を探求デキル」
あなたが認識している「現実」は、あなたが目の前の出来事を「どうとらえているか?」というだけ。水が半分入ったコップを見て「半分しかない」ととらえるか、「まだ半分もある!」ととらえるか。ネガティブにとらえがちな状況であっても、「オカゲデ〜デキル」を使えば、「ダメ出し」ばかりのあら探し思考から脱出できるのです。
次のマジックワードは、「ダカラコソデキルコト」。
「今日雨ですね……(ダカラコソデキルコト)」
「不景気ですよね……(ダカラコソデキルコト)」
「最近売り上げが伸びてないんですよね……(ダカラコソデキルコト)」
何があっても、「ダカラコソデキルコト」をつけていれば、暗い話題なのに、前向きになれます。顔つきだって変わってくる。
人間は、深く考えているようで、実際はあまり考えていません。言葉に対応した感情をセットで思い出しているだけなのです。言葉を入力して、脳の検索エンジンにひっかかった感情を出しているだけ。ならば、それを利用すればいい。
「雨ダカラコソデキルコト」と言葉にした瞬間に、すでに前向きなことを考えていませんか? 上手に言葉をあやつれば、脳は勝手に前向きになるのです。
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