逆に言うと、「もっとこうしてよ!」と、非難の言葉をぶつけると「わかってるよ」「うるさいな」と反感を買うのも、また当然。これは、夫婦間にかぎらず、すべてのコミュニケーションの基本です。
「もっと、ちゃんと働いてよ!」→「いつもありがとう! 助かってます!」
意識高い人の口ぐせ――「大好きなことで成功したい」
「大好きなことで成功したい」
これ、すごくポジティブな発言です。でも世の中では、こうした発言をネガティブにとらえる人が少なからずいるみたいです。
「おいおい、好きなことでうまくいきたいなんて都合がいいよ!」
「世間はそんなに甘くないぞ」。
僕たちは、成功や幸せを「苦労して、苦労して、ようやくつかみとる」と刷りこまれているところがあります。だから、僕のネガポジ変換はこうです。
「大好きなことで成功しちゃいますよ♪」
ほかにも、「成功しますから、待っててくださいね」とか、「成功を楽しみにしといてくださいね」なんかもいいですね。
たとえば、あなたが知り合いに、「僕、大好きなことをして成功したいんですよ」といわれるよりも、「成功しますんで、ちょっと見ててください」といわれたほうが、「やべぇ、こいつ。成功するかも」と思いませんか。実はこの2つ、同じことをいっているようで、意味が全然違うのです。
「いつか」と思うほど、「今は成功していない宣言」になる。次の言葉を英語で考えてみましょう。
「大好きなことで成功したい」I want to succeed some day.
この英文、「いつか」成功したいですよね。つまり「you do not succeed now(今は、成功していない)」ですね。
「(いつか)成功したい」と強く思えば思うほど、「今は、絶対に成功していない」ということを、宣言し続けていることになります。「Some day」と「Never now」は、意味が一緒なんです。
「俺、絶対に旅行に行きたいんですよ! いつか、旅行に行きたいんです!」
と言えば言うほど、行けない理由がたくさん見つかります。そうではなく「旅行に行きますけど、何かいります?」だと、すでに行くことが前提。疑いの余地はありません。
せっかく変換するなら「まあ、成功しなくてもいいですけどね♪」くらいの余裕を出せれば、理想的です。もう成功しちゃってるイメージ、湧いてきませんか?
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