松下幸之助は「人間は宇宙の王様」と考えていた

どの人も王者と思って接するべし

週刊東洋経済の編集長インタビューでにこやかに語る松下幸之助氏(撮影:高橋孫一郎)

「人間は偉大な存在である。いわばこの宇宙においては王者だ。こう言うと、それは不遜だという人も多いと思うけれど、しかし、現実の姿をみれば、明らかに、そういうことが言えるんとちがうか」

この、松下の人間観に松下が成功した理由の重大な核心がここにあるということは、強調しておきたい。

どの人も王者と思って接するべし

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人間は偉大である、王者であるという見方に立てば、お互いに尊重しあい敬意をはらうようになる。しかし、人間というのはつまらない小さな存在であると考えれば、周りの人に対してもこいつはダメだ、つまらんやつだ、どうも頭が悪いとすぐにバカにしたくなる。そう思われた人があなたに協力しようとするはずがない。

「ええか、きみ、経営をしておっても、どの人も王者だという考え方を根底に持っておらんとあかん。そこが大事やで。社員の誰に対しても、ああ、この人はすばらしい存在なんや、偉大な力を持った人なんやと考えんといかんね。

それを、これはたいした人間ではないとか、昨日入ってきたばかりの、なんも知らん社員やとか、あるいは力のないつまらん人やとか、そういう考えで社員と話をしたらだめやな。むしろ、部下が偉く見えるという気分にならんとな」

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