「民主党のトランプ」、サンダース人気の謎 ヒラリーに肉薄する社会主義者の勝算

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集会の前、ポーレツキーは共和党候補との戦いではクリントンのほうが勝ち目があると考え、医療保険制度の改革についても、現行制度の手直しにより徐々に進めるというクリントンの考えを支持していた。だがオバマ大統領を手放しで賞賛するサンダースの演説を聞いて、サンダース支持に傾いたという。

「当選したら何かをやり遂げてくれると確信している」とポーレツキーは述べた。

「相手がトランプなら喜んで戦う」

サンダースの目はすでに予備選の先、大統領選の一般投票へと向けられている。アイオワ州アンダーウッドでの対話集会のあとの記者会見で、サラ・ペイリン元アラスカ州知事(2008年大統領選の共和党副大統領候補)がトランプへの指示を表明したことについて聞かれ、彼はこう答えた。

「非常に個人的なレベルでは、相手がドナルド・トランプなら喜んで戦うと言わざるを得ない」

サンダースはトランプの中南米系移民やイスラム教徒に関する発言や、オバマは外国生まれで大統領になる資格がないといった根も葉もない批判(サンダースに言わせればアフリカ系アメリカ人への攻撃に他ならない)に嫌悪感を示しつつ、こうも述べた。「わが陣営は彼を倒せるだろう。それもかなり大きな差をつけて勝てるのではと思う」

(執筆:Jason Horowitz記者、翻訳:村井裕美)

(c) 2016 New York Times News Service
 

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