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就職試験に向け、時事用語をどう学ぶべきか 就活生のための「時事問題対策講座」<2>

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  • 翠 洋 社会保険労務士
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対策本としては、『朝日キーワード就職2017』(朝日新聞出版刊:税込972円)と『日経キーワード 2016-2017』(日経HR編集部刊:税込1,188円)の2冊がお勧めです。

どちらも就活生の時事問題対策を意識して、新聞社が発行している本です。どちらでも構いませんが、どの新聞を読むのかで決めるのが妥当でしょう。先ほどの模擬問題の「M字カーブ」「女性活躍推進法」もキーワードとして掲載されています。

また、書店の就活コーナーに行くと対策本があふれていて、どれを買ったらよいのか迷います。余裕があれば実践問題が掲載されたものも1冊こなしておくことをお勧めします。しかし、あまりたくさん買っても結局全て読まないことになりかねませんので、注意して下さい。

現在と過去を結びつける

キーワードの対策本を購入したら、まず目次をざっと斜め読みします。そして今日の新聞記事に書かれていたキーワードを見つけたら、じっくりと読んでみて下さい。そうすればそのニュースの現在と過去が結びついてきます。

ニュースには背景があり、歴史があります。今日のニュースだけを読んでも、その背景や歴史がわからないと単なるその場の事実で終わってしまいます。キーワードのテキストを併用することで、時間軸が明確になり理解が深まってくるのです。

逆にキーワードが書かれている記事を今日の新聞から見つけ出すのも楽しいと思います。社会人になってからも、このようなクセをつけておけば百人力です。

ただ、キーワードのテキストは過去に出版された書物であり、当日読む新聞との間には時差があります。ニュースの移り変わりが激しいと、その時差を埋めないといけなくなってきます。

リーマンショック後に大学の新卒者の就職が困難になった就職氷河期に、私が授業をしていたときのことです。当時のキーワードのテキストに「ねじれ国会」とありましたが、それは自民党政権でのものでした。ところが、当日の新聞に書かれている「ねじれ国会」は民主党政権でのものでした。

実は、その間に政権交代が起きて、さらにその後の参院選で逆の「ねじれ国会」になっていたのです。キーワードだけでは物足りないと思ってきたらしめたものです。もっと深く調べて、自分の得意分野を作ってしまいましょう。
 

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